城戸真司の黒日記
【黒城戸 ◆vT1chVWsjE】
【第02日目】

モンスターが俺を呼んでいる。 近くの小学校からだ。 別にガキ共など餌になってかまわないのだが、
音が耳障りだから助けに行ってやる。 しかしいざいってみると階段の下で脅える少女の前に、何とロンが
立ちはだかっていた。 俺が駆け寄ると、ロンは罰が悪そうに目を伏せ立ち去っていく。
問いただしても特に何も話そうとしなかったが、知らばっくれようとしても無駄だ。 俺にはわかっている。
この助無しは、ロリコンなのだ。
以前からおかしいと思っていたが、やはり俺の推測は正しかった。 顔は俳優並みによく(俺には劣るが)、
他のどれをとってもまあまあの能力を見せ ホストには持ってこいのこいつは、同じ屋根の下に若くていい女が
いるというのに手を出す気配がまったくない。
だからといってホモというわけでもないらしい。
ならば子供にしか興奮できない変態と確定だ。
ロンよ、隠さなくてもいい。
巨大コウモリで脅し、少女が泣き喚く姿を見てエンジョイしていたのだろう?
勝手にやっていろ。
だが「下らない倫理観のある馬鹿正直野郎」という俺の役どころをアピールするために、少しつっかかっておく必要がある。
ロンは頑なにシラを切りとおしたが、もう見つけてしまったのだ。 いつか決定的な現場を押さえて脅迫に使ってやる。

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