あずまんが大王で仮面ライダー龍騎inあずま士郎
【あずま士郎】
【第03話】

一方その頃、よみは自宅に戻って優雅な食事の後
一人オセロを楽しんでいたが…
よみ「……!?」そこに、何物かが現れた
よみ「あんたか…て、事はまた誰か死んだって訳だ」
あずま士郎「仮面ライダーガイ、神楽だ…」
あずま士郎「これで漸く二人目だ…少しペースが遅いな…」
よみ「それで、ちよちゃんを焚き付けたって訳だ…」
よみ「それならそれで、ちよちゃんが全部やっつけてくれるでしょ」
あずま士郎「究極のプロポーション…それがお前の望みだったな?」
あずま士郎「悠長なことは言ってられない…時間がないのはお前だ!」パチッ!
殆ど白だったオセロの盤上が、どんどん黒にひっくり返されていく
あずま士郎「ブクブク肥りだすまでの時間がな…」



カチャカチャカチャ…ともは、脱獄犯美浜ちよの記事を打ち込んでいた
もちろん、彼女にブラインドタッチなど出来よう筈もなく、人差し指だけを使っての打ち込みであるが…(笑)
とも「き・え・た、だ・つ・ご・く・は・ん、は・ん・に・ん・は、ど・こ・へ?と…」
編集長「ウォ〜イ、とも〜出来たか〜?」
とも「あっ、はい!」
編集長「何々…何だこりゃ、昨日の見出しと同じじゃねえか!」
とも「だって、行方が全然わかんないだもん…」
編集長「お言葉返すな、金返せってな」
とも「かりてねぇ〜〜っ!!」
編集長「とにかく、奴は煙の如く消えちまったんだよ…っと」ピッ!
とも「あ〜〜〜〜〜っ!!!」哀れ、ともの原稿は指一本で消されてしまったのであった
編集長「新しい情報のねえ、漏れジャーナルなんか必要ねえんだよ!」
編集長「それに、奴を手助けした女ってのも気になるよなぁ〜」
とも「そ、その女って誰か分かったんですか!?」
編集長「いや…美浜の知り合いにそんなのはいねえしなぁ〜、お手上げだ」



ジリリリリ〜〜〜ン!!
とも「はい!漏れジャーナル!あ、玲子さん」
玲子「警察が動き出したわ!美浜の別荘があるらしいの」
とも「別荘…(懐かしいなぁ…)え〜と、三つ浦海岸ですね!」
とも「編集長!行って来ま〜す!」
編集長「おう!頑張れよ〜」
島田「ともちゃんが、真面目に仕事してる…」
編集長「良いことじゃねえか…」
島田「寂しい…」
編集長「何で…?」



警察の検問を突破した、ちよちゃんの車に榊のバイクが近寄ってきた
バイクのバックミラーを見て、ちよちゃんは謎の笑みを浮かべる
一方その頃、あっという間に三つ浦海岸に到着したともが見たのは
警察に追われ、ガードレールを突き破って崖に転落するちよちゃんの車であった
急いで、車に近寄るともだったが車が激しく炎上しているので中の様子が確かめられない
ふと、周りを見てみるとバイクに跨った榊がそこにた
とも「榊…あんた、一体…!」
榊のバイクのバックミラーが目に入ったとき、ともは見た。
鏡の中に、王蛇に変身したちよちゃんの姿を…
とも「そっか…ミラーワールドに逃げたんだ」
ともは、榊を一回睨んだ後、自分のスクーターに駆け出しカードデッキを取り出した
とも「変身!…ゥッシャア!」



龍騎「ちよすけぇ〜〜!!!」
王蛇「昨日の続きですね」
龍騎「許さねぇ…あんただけは絶対に許さねぇぞ〜〜!!」
王蛇「戦いは良いですねぇ…この時だけは気分がスッキリします」
お互いにドラグセイバー、ベノサーベルを構えると一気に斬りかかる
やがて戦いは、やはり戦闘能力に差があるのか王蛇が優勢に進み龍騎は
地面に叩き伏せられる。そして王蛇がジワジワと迫ってくるが龍騎は
すかさず、ベントホルダーからカードを取り出す
龍騎「クッ…カシャ!【ストライクベント】」
王蛇「え?」
龍騎「は〜…(訳 いくぜ!)だぁ〜〜〜!!!(訳 昇竜突破!!)」
龍騎の腕から炎の塊のような龍が飛び出し王蛇に向かっていく
ドガァ〜〜〜〜ン!!!!
王蛇「あぁぁ〜〜〜〜ん!!!!」
昇竜突破をまともに喰らった王蛇は、崖下の海岸に真っ逆さまに落ちていった
龍騎「これで終わりだ!おとなしく刑務所に戻れっての!」
と、そのときダークウイングが龍騎に対し超音波攻撃を仕掛けてきた
これには龍騎も堪らず、崖下に落っこちてしまう
そして、龍騎の前にナイトに変身した榊が近づいてきた
龍騎「榊…?」ナイト「…戦え」龍騎「えっ?」ナイト「戦え〜〜!!!」



ナイト「戦え…戦え…戦え〜〜っ!!!」
龍騎「お…おい、榊やめろ…やめろってば!!」
ナイトの猛攻を受けながら、ともは大阪の言葉を思い出していた
大阪(私が榊ちゃんやったら、無理にでもちよちゃんと同じ人間になろうとするで)
大阪(外れ掛けたお面を付け直すにはそれしかないからなぁ〜)
そんな二人の戦いの間に、仮面ライダーライアこと大阪が割って入ってきた
ライア「てや〜〜!」ライアの蹴りがナイトの武器を弾き飛ばす
ライア「榊ちゃん、まだ戦いをやめるつもりは無いんか?」
その頃、崖下に叩き落とされて気を失っていた王蛇が目を覚まし龍騎達の前に姿を現した。
と、その時モンスターがもの凄い勢いで突進してきた
?「グオオオオォォォォォ〜〜〜〜〜ン!!!」
ガイの契約モンスター、メタルゲラスである。どうやら王蛇を狙っているみたいである
王蛇「せっかく良い所だったのに、邪魔が入ってしまいました…」



「次は叩きつぶしてあげます」
そう言い放ち、去ろうとするちよちゃんに大阪が呼び止める
「ちよちゃん、おませな正太君って名前を知ってるか?」
「誰なんですか?それ?」
「そうか…それも覚えてないかも知れんけどちよちゃんが倒した仮面ライダーガイな
その契約モンスターがちよちゃん狙ってるから気をつけるんやで」
「そうなんですか?どうも、ありがとうございます」ペコリ
そう言うと、ちよちゃんは去りそして榊も後を追うように二人の前から去ろうとするが
榊の行動に納得行かないともが、榊に詰め寄った
「何でだよ!何でそうまでして戦うんだよ!」
頑なに口を閉ざす榊の代わりに、大阪がともに言った
「榊ちゃんはな、意識不明のピカニャーを助けるために戦ってるんや」
「え!?」
驚くともに、榊は言った
「マヤーは後半年で、意識を取り戻さないまま死ぬ…だから最後に残ったライダーが手に入れる力で
私は、マヤーを助ける」
榊はそう言うと、二人の前から去っていった。
ともは榊の言葉を聞いて、戦いを止めるのが正しいことなのか悩み始めていた
「戦いを止めることは間違ってないで」
「でも!正しいことなのかどうか…分からなくなってきたよ…」
「何かを背負って、戦ってるのは榊ちゃんだけやない。ライダーになるのはあずま士郎の言葉に
賭けるしかない人間ばっかりや」



「ワンワン(この家何だか分かる?)」
「し、知らないねぇ〜そんな家」
忠吉さんを養ってる、沙奈子は明らかに動揺しながらも言った
「ワン!ワワワン!(嘘!何か知ってる筈!)」
しかし、沙奈子はしらを切りながらその場から逃げるように去ってしまった 
そこに、戦いから戻ってきた大阪が協力を申し出てきた
「良かったら、見せてくれへんか?力になれるかもしれんで〜」
一方、ともは一人夜の街で悩み続けていた
「私に榊を止める資格、あんのかな〜…」
そんな、ともの前にあずま士郎が現れた
「お前も、戦いに賭けるものが欲しくないか? 戦いに勝ち残り、最後の一人になった時…
 お前は、大きな力を手に入れる。それは…」
そこまで聞いたともは、語気を荒くしながら言った
「そうやってみんなを戦わせてるのか。どうしてだよ!あんたの目的は何だ!
忠吉がどれだけ心配してんのか分かってんのかよ!」
だが、彼女の言葉にまったく動じない士郎は告げる
「望みがないならそれでも良い。他のライダーの為に、お前が死んでやるのも、自由だ。」
「そ、それはちょっとやだなぁ〜…」
そして、あずま士郎はともの前から姿を消した



ドガッ!ドガッ!岩に肘を叩き付けながら、ちよちゃんは榊と話していた
「ライダー同士の戦いも、面白いだけじゃないですね」ドガッ!ドガッ!
そう言うと、ちよちゃんは尚も岩に肘を叩き付けていた
「あの赤いともちゃん、何て言いましたっけ?」
「龍騎だ」
「そうです、龍騎です。ウ〜〜ッ!」ドガッ!ドガッ!
「倒しなさい!彼女を」
そう言い放った榊に、ちよちゃんはニヤリとした表情で言った
「榊さんも、ともちゃんに恨みがあるって訳ですね」
「ない」榊の言葉に少し驚きをちよちゃんは隠せない
「無いんですか?」
「だから、邪魔なの!」

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