あずまんが大王で仮面ライダー龍騎inあずま士郎
【あずま士郎】
【第05話】

別荘で大の字に倒れていたちよちゃんだったが、目が覚めたとたん飛び起きて鉄パイプ
を振りかざした
だが、あたりにはもう誰もいなかった。そして手にした鉄パイプを見ながら
龍騎であるとも、ナイトである榊、ゾルダであるよみの顔を思い浮かべていた
「まったくもう…みんなイライラさせる人たちばっかりですねぇ〜!!」ガラァ〜〜ン!!
そう言ってちよちゃんは、鉄パイプを壁に向かって投げつけた

「脱獄犯美浜ちよ、あっけない最後か…」
ちよちゃん死亡と言う新聞記事を読みながらよみは呟いた
「これでもう安心ですね」
よみの秘書であるみるちーがお茶を差し出しながら話しかけた
「あの子は生きてるよ…そんな簡単にライダー死んだら苦労はしないって」
そう言いながらよみは、あずま士郎が言っていた忠告を思い出していた
「先生、私買い出しに行って来ます」
そう言ってみるちーは、部屋を後にした
「うるせえなぁ〜」ガチャン
工事の音がうるさいらしく、よみは窓を閉めた



レストランでウェイトレスとして働いていた榊の元に客が現れた
「いらっしゃい…あなた…何?」
それは紛れもなく、よみの秘書みるちーだった彼女はおもむろに榊に尋ねた
「ちよちゃんが生きてるって本当ですか?」
「よみに頼まれてきたの?」
「彼女は先生を狙ってますから…」「ちよちゃんは、誰でも狙う」
榊の言葉を聞いて、みるちーはちよちゃんが生きている事を悟った
「「やっぱり生きてるんですね」
みるちーは外に飛び出していった
「待って!」しょうがないなと言った表情で仕事の続きをしようとしたとき
モンスターの気配を感じた榊は、急いでみるちーの後を追った

そしてちよちゃんを捜すみるちーの前にちよちゃんが現れた
すかさず、ファイティングポーズをとるみるちー。だがちよちゃんが不適に笑った瞬間
車の窓ガラスからベノスネーカーがみるちーを捕らえた
そして榊が追いついたとき、みるちーとちよちゃんの姿は無くなっていた



ともはとある、レストランにやってきた。大阪と待ち合わせをしていたらしい
そして大阪はともの姿を見つけると手を挙げて呼びかけた
「ともちゃ〜ん、こっちこっち〜」

「ばくはつじこ?」
「あの家の近所で聞いてきた、13年前に起こったそうや。原因は全く不明両親は死亡
幼い子供は重傷子犬の方は全くの無傷やったそうや」
「それがあずま士郎と忠吉って訳か…それが何か関係あんのか?」
「私はあると思うてる。もう少し詳しく調べてみるつもりや」
しばらく沈黙が続いた後、ともは恐る恐る尋ねた
「あのさぁ…お前何で平気な訳?もうすぐ死ぬかもしれないんだろ?」
「かもではない…私の占いは必ず当たる…でも、運命は変えられるはずや」
「あのさぁ…もう一つ聞いて良い?何でお前はライダーになったんだ?」
「私は友達の代わりにライダーになったんや。ライダーになるのは本当はその子の筈やったんや」
ともは緊張しながら尋ねた
「そ、その友達は?」
大阪はさらりと答えた
「死んだ」



よみは自分のオフィスの椅子ですっかり居眠りをしていたが一本の電話で起こされて不機
嫌そうに受話器を取った
「はい…ちよちゃん!?…え?」
「死なせたくなかった来てください。他のライダーも一緒にですよ?イライラするんですよ、
待たせないで下さいね」
なんと、ちよちゃんはみるちーを人質に取ってよみ達を呼び寄せようとしたのだ
複雑な表情を浮かべて受話器を置いたよみ。そのとき玄関の呼び鈴が鳴り響いた
「はい」渋々ドアを開けるとそこに立っていたのは榊だった

駐車場に来た大阪は自分のバイクに向かって歩いていた
だがバイクにたどり着いたその時、大阪はモンスターの気配を感じた
ともも、モンスター気配を感じ取り急いで駐車場に向かって行った
注意深く辺りを探っていたその時、車の窓から触手が飛び出し大阪の首に巻き付いて大阪
を引きずり込もうとしていた
バイクのハンドルをつかみなんとか、引きずり込まれずに済んだがそれも時間の問題である
そして、大阪は窓に映っているモンスターを見て驚きを隠せなかった
「このモンスターは!?」大阪はカードデッキを取り出した
「へんっ!しんっ!」間一髪引きずり込まれる寸前、変身に成功した
「大阪!大阪…変身!」駐車場に到着すると大阪の後を追って変身した



揺るぎのない〜♪ 気高さを〜♪ 心に抱く限り〜♪
希望が〜果てることは〜ない〜♪ GET AND GO♪

ガルドサンダーの触手に首を巻き付かれたまま振り回されるライア
その時、駆けつけた龍騎がドラグセイバーで触手を叩き斬った
「大阪!」
だがガルドサンダーは、ひるむことなく空中をはね回り火の玉を飛ばして
ライア達を攻撃した。二人は炎により分断されてしまい龍騎はライアを助ける事が出来ない
空中からライアに攻撃を仕掛けるガルドサンダー。ライアはコピーベントのカードを取り
出しながらオーバーヘッドキックで撃墜したそしてすかさずベントインした
「カシャ!【コピーベント】」ヒョイ
ライアは落ちていたドラグセイバーを拾うと右手に巻き付いた触手を切り落とし
ガルドサンダーに斬りかかっていった



「助けに行かない?何故だ!?」
よみの思いもかけない言葉に榊は驚いた
「私がライダーとして戦うのは、自分の為だけだ。その一線を踏み外すとお前らみたいに弱
くなってしまうんでね」
「彼女はちよちゃんを探していた。あなた心配して!」
「だろうね…みるちーは私のためならなんでもするからさぁ…」
「本気で言ってるのか…?」
榊は半ば呆れたようによみに言った。よみは思わず激昂した
「だったら何だ!いいから帰んなよ!それとも…」
よみはカードデッキを自分の机の上に置いた
「今、お前となら戦う理由がある」

ドラグセイバーを振り回しながら必死に戦うライア。だがガルドサンダーもかなり強くて
一気に反撃すると、強烈な蹴りを放ちライアはたまらず吹っ飛んでしまった
「大阪!」「どいて!」
慌てて駆け寄る龍騎だったが、ライアは龍騎を払いのける
「どうしたんだよ、ムキになるなんてお前らしく無いぞ!」
「あのモンスターは、私が倒す!」
「大阪…」
そしてライアは、ファイナルベントのカードを取り出す。その脳裏には死んだおませな正太
君の顔が浮かぶ
「カシャ!【ファイナルベント】」
ライアのハイドベノンとガルドサンダーの激突はライアの勝利に終わった
「正太君…」ライアは友人の名を呟いた

カッ!カッ!机の上でカードデッキを鳴らすよみ。意を決したかのように榊もカードデッキ
を取り出した
二人は鏡の前に移動すると同時に変身した
『変身!』

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