あずまんが大王で仮面ライダー龍騎inあずま士郎
【あずま士郎】
【第06話】

戦いを終えて、負傷した右手に包帯を巻く大阪にともが尋ねた
「大丈夫か大阪?何であんな強引な戦い方したんだ?」
「私の前にライダーになるはずだった子がいるって言うたやろ?その子の命を奪ったのはあのモンスターなんや」
「えぇ!?」
「あの子は…おませな正太君という子は最後までライダーになって戦うことを拒絶したんや…!」

ナイト対ゾルダの戦いは当に一進一退の攻防を繰り広げていた
ゾルダの射撃をものともせず一気に接近して斬りかかるナイトに対し
一瞬の隙を見逃さず、マグナバイザーで撃ち落とすゾルダ
「カシャ!【シュートベント】フンッ!」ゾルダのギガランチャーがナイトを狙う。チュドーン!
間一髪攻撃から逃れるナイトは煙に紛れてトリックベントを発動した
ワラワラワラ…煙の中から何体ものナイトが現れた
何体ものナイトがゾルダに襲いかかる。ゾルダは必死にマグナバイザーで迎撃する。戦いはいつ果てることなく続く

一方ちよちゃんは、何時までたっても来ないよみ達にイライラしていた
「何で、誰も来ないんですか…?何で、誰も来ないんですかぁ〜〜っ!!!」
「だから、言ったでしょ…私を人質にしても先生は絶対動かないって…」ガチャーン!
ちよちゃんは、鉄パイプを手にすると車の窓ガラスやフロントガラスを叩き割った
「私は、戦いたいんですよぉ〜」



大阪は公園でともに、おませな正太君の事を話し始めた
「おませな正太君はなぁ…凄腕のスカートめくり師やったんや」
(な、なんじゃそりゃ!?)
「私も、よぉ〜めくられてなぁ…おかげでスカート履けなくなったねん」
大阪は少し照れながら言った
(そっかぁ〜、それで最近の大阪はスカート履いてなかったのか)
「でも、ある日スカートめくりに失敗してなぁ…その相手に腕へし折られてしもうたんや…それですべてが終わってしもうたねん」
(じ、自業自得じゃねえか?…それって…)
「あずま士郎はそんな正太君に目を付けてな、ライダーになって最後の一人になれば得られる力で腕は治るって…でも、正太君は戦いを拒否した」
「そして、契約を拒否した正太君はモンスターに…」
「私には正太君がライダーにならなければ破滅するのはわかっとった…それでも正太君は戦いを拒否したそれを弱い言う人もおるやろうけど私は強いと思う」
「だから私はライダーになって運命を変える。戦いを止めさせよう思うてな…」
「すっげぇ、よく分かるし前の私だったら喜んで協力したと思う。でも今は戦いを止めることが正しいのかどうか…」
「ともちゃんは、正直やな〜」
大阪は、にっこりとした表情で言った

「はぁ…はぁ…はぁ…」
よみと榊は、息を切らせながら元の世界に戻ってきていた。どうやら決着はつかなかったようである
「お前…結構やるようになったな…」「あなたが、弱くなっただけじゃ…」
「私が!?」「ホントに助けに行かないんだったら…」
「私は自分が一番可愛いんだ!他人のために犠牲になるなんて美しくない!」
「最低ね…」「だから強いんだよ!」
榊は黙って、よみの家を後にした。そしてすれ違いによみの家に入って行く人物を見て少し驚いた
バーン!机を叩いてイライラしていたよみだったが、クソッ!とした表情で玄関に向かった
ガチャ!だがよみが扉を開ける前に扉が開いた。玄関に立っていたのはみるちーだった
「みるちー…」「ただいま、先生♪新鮮な野菜を買ってきました」

「……………………」
ちよちゃんは、手錠がはずされもぬけの殻となった車をみて唖然としていた
「うああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」



「お、おい、急に出ていくってどうしたんだよ?」
大阪の突然の言葉にともは、驚きを隠せない
「長居しすぎたねん…それにともちゃんや榊ちゃんとは違う道になりそうやしな」
「キュウ〜ン…」
忠吉も寂しそうに大阪を見ていた
「あんたには…いや泊めて貰って助かったわ。おばさんによろしくな」
「ち、ちょっとそこまで…」
「なあ…もう少し居た方が良くないか?だって、お前の占いじゃ…」
「大丈夫や、私はそう簡単には死なへん。それより…」
「な、何だよ…」
ともは大阪の真剣な表情に少し戸惑った
「忠吉さんとは、何も話しちゃ駄目やで」
「はぁ?何、言ってんだお前!?」
「今はそれしか、言えん…」「今はって…じゃあ何時言うんだよ!?」
ドウン!ドウン!ドウン!…丁度榊が花鶏に戻ってきた
「さ、榊…大阪が出ていくって…」
大阪は、榊の顔をしばらく見つめた後、サバイブのカードを榊に手渡した
「これは…?」「あずま士郎が私にちよちゃんを倒せって言って渡したカードや」
「何で、ちよちゃんを!?」
「正太君が腕をへし折られた相手がちよちゃんやったんや」
「!?」大阪の言葉に驚くともと榊
「でも、あずま士郎に乗せられるつもりはない…それじゃあな」ドウン!ドウン!ブオォーン!
そう言って大阪は、花鶏から去っていった
榊は大阪から受け取ったカードをしばらく見続けていた
「……………………(何故このカード、靴底の跡が付いてるんだろう?)」

「つっくりましょ〜つっくりましょ〜さてさて何が〜出来るかな?はい!焼きそばできました〜♪でもこれって料理じゃないですよね♪」
そのとき、あずま士郎がちよちゃんの元に現れた
「あの〜、ライダー同士は戦うものじゃ無かったんですか?」ズズゥ…
「その通りだ、戦わせてやる」「わ〜い、やった〜♪で、誰となんですか?」
「仮面ライダーライア」「ライア?」「奴を倒せ!」
「まぁ…ライダーなら誰だってかまいませんけどね。あなたも食べますか?」
そういって、ちよちゃんは焼きそばのカップを差し出したがあずま士郎は既に消えた後だった
「……………焼きそば嫌いなのかな…?こんなに美味しいのに」

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