あずまんが大王で仮面ライダー龍騎inあずま士郎
【あずま士郎】
【第09話】

「どういうつもりなの!?」
「忠吉を…忠吉を見つけだせ!そうすればお前達は再びライダーとして戦う事が出来る」
「おい!忠吉がどうかしたのかよ!?」
「急いで、探すことだ。契約したモンスターがお前達を襲わないうちにな」
そう言ってあずま士郎は、鏡の中から姿を消した
「なんだそりゃ!?汚ねえぞ!おい、こらまてーっ!!」

令子はよみから聞いた話をちよちゃんに話していた
「あなたの弁護士だった水原暦に聞いたわ。火事のことも。その火傷はその時のものね?」
「えぇ…ちゆちゃんを助けようとして出来たものです」
「助けようとした…?あなたが…!?」
令子の言葉にちよちゃんは語気を強くしながら言った
「当たり前です!たった一人の妹ですよ…でも、私はちゆちゃんを助けることが出来なかった…でも、もしちゆちゃんが本当に生きているのなら…」
「生きていたら…?」
「私は…変われるかも知れません…」
そう言うとちよちゃんは、懐かしい想いでの海のことを思い出していた



一方、ともと榊は忠吉がどこに行ったのか手がかりを求めて
花鶏のオーナー沙奈子に忠吉が行きそうな場所を聞いていた
「さ〜どこに行ったんだろうねぇ…新しい友達の所とかじゃない?あんた達がボ〜ッとしてっから〜」
「おばっさん!冗談言ってる場合じゃないって。なぁ、忠吉が行きそうな場所とか知らない?」
「う〜ん、そ〜ねぇ〜…」
ふと、沙奈子は忠吉が持ってきた古い建物の写真の事を思い出した

沙奈子に旧あずま邸の事を聞いた二人は早速向かうと中に入った
「忠吉〜何処だ〜出ておいで〜」
ゆっくりと、屋敷の中を進んでゆく二人
そして、屋敷の窓ガラス殆どが紙で覆われ、多数の鏡に二人は何かを感じていた
「わ、私…こんなのどっかで見たことある…」
「誰かが、ミラーワールドの存在を知り恐れていたと言うことだ…」
ふと、榊は窓ガラスに貼られていた紙の中から一枚の絵を見つけた
「これ、忠吉が描いた絵なのかな?」
絵の裏には、描かれた場所が書いてあった
「大洗海岸…」
と、その時、突然モンスターが鏡の中から飛び出し二人を襲ってきた
「クッ…!」「ドワァ!」
「どうやら、危ないのは契約したモンスターだけでは無いって事ね…!」



令子はちよちゃんの妹である、ちゆちゃんの元を尋ねていた
「お待たせしました、ネットアイドルのちゆです」
「漏れジャーナルの桃井です。前の名前は美浜ちゆさんですよね?美浜ちよについてお聞きしたいことが…」
だが、ちゆちゃんは美浜という名前を聞いたとたん態度を一変させた
「み、美浜?何のことですか?聞いたこともないですそんな名前。人違いではないですか?撮影がありますので失礼します」
そう言って、立ち去ろうとしたちゆちゃんに令子は声を掛けた
「弁護士の水原暦に聞きました。あなたも会ってるはずです。美浜が事件を起こしたときに」
「そ、そうですか…水原さんに…でも水原さんにも言いましたが私はもう姉とは関わりたく無いんです。正直言って姉が死んだと聞いてほっとしてると言うのが本当の気持ちです」
「お気持ちは分かるわ…でもあなたにとっては良いお姉さんだったんじゃないですか?覚えてます?火事の時のこと美浜ちよが命がけであなたを助けたってこと」
「火事の事は気を失って何も…でも誰から聞いたんですか?」
「美浜ちよ本人よ。彼女は生きています」
「姉さんが生きている!?」
「会いたがってるわ」
「…でも、私はやっぱり会いたくありません!」
そう言うと、ちゆちゃんは令子の前から立ち去っていった



「ったく…勝手な野郎だよな…あずま士郎って奴は…」

よみは自宅のオフィスでマグナギガがいないカードを見ながら呟いた
ふと、目が霞んできたのかカードが見えにくくなったよみは立ち上がるとそのまま倒れてしまった

「先生!」
みるちーがあわててよみの側に近寄るとソファーによみを寝かしつけた
「もう、大丈夫だよみるちー」
「先生…やっぱり病院に行った方が…無理なダイエットのせいで体が……」
「良いんだよ…ずいぶんめちゃくちゃな生活してきたからな…当然だよ…それよりさ、みるちー」
よみは真剣な顔をして、みるちーに話しかけた
「考えたんだけど、もう良いよ…無理して私なんかの側にいてくれなくても…みるちーにはみるちーの人生があるんだしさ…」
「先生…私恩だけでここにいる訳じゃありません。私、先生の側に居たいんです」
「みるちー…今日の晩飯、あっさりヘルシーな懐石料理が食べたいな」

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