あずまんが大王で仮面ライダー龍騎inあずま士郎
【あずま士郎】
【第10話】

ともと榊は忠吉を追って、大洗海岸にやってきた。そして忠吉はやはりそこにいた
「忠吉!」「忠吉さん!」
「ワオン?ワオ〜ン?ワンワワン(ともちゃん?榊さん?どうしてここに?)」
「そりゃ、こっちの台詞だって!一体何があったんだよ!?」
「ワン、ワン、ワオン…ウオオオ〜ン(ライダーの事、ご主人様の事、大阪さ
んの事…もうどうして良いのか分からなくなって)」
「ワン!ワワワワン!(教えて!僕に出来ることって何!?」
「それは…」
その時、とも達が乗ってきた車の窓からオメガゼールが現れ、ともと榊を襲った!
「ワン!ワオン!(ともちゃん!榊さん!)」
「クッ…!」榊はモンスターカードを取り出したがまだダークウイングの姿は無い
「まだ、だめだ…!」
再び襲いかかるオメガゼール!だがともはオーバーヘッドキックで撃墜すると
二人は小屋の中に逃げ込んだ
二人を心配して、後を追おうとした忠吉の目の前にあずま士郎が現れた
「忠吉、あの二人のことは大丈夫だ。心配するな」
忠吉はあずま士郎に、いろんな事を問いただしたがあずま士郎は心配するなと
言い思い出話をした後姿を消した
そして、何とかオメガゼールをやり過ごしたともと榊は忠吉の元に戻ってきた
「忠吉!ここは危険だ、早く行こうぜ!」
「ワン!ワオ〜ン…(待って!今ご主人様が…)」
「会ったの!?あずま士郎に?」
その時、あずま士郎の声が聞こえてきた
(お前達のライダーとしての力はまもなく復活する。全ては今まで通りだ)



ふと、ともの携帯の呼び出しメロディーが鳴った。掛けた来たのは令子だった
「はい」「どう、そちらの用事は済んだ?」
「あ、はい…何とか…令子さんの方は美浜の妹さんに会えましたか?」
「会うには、会えたんだけどどうも上手くいかなくて…」
「分かりました…すぐそっちに向かいます」
ともは携帯を切ると、忠吉に向かって自分の考えを伝えた
「忠吉…これが忠吉の求めてる答えなのかどうか分からないけど、ライダーの運命
じゃなく人間そのものを変えれば戦いは無くなるんじゃないかな?って思うんだ」
「クウン…(うん…」

ともは榊と一緒に令子、ちゆちゃんの元にやってきた
「私…姉が怖いんです…あの…姉が私に会いたがってるって本当ですか?」
「もちろんです…あなたに会えば自分は変われるかも知れないって言ってましたわ」
「ホ、ホントっすか!?ホントにちよすけがそんな事を!?」
「ええ」「ほれみろ!やっぱ、ちよすけだって変わることが出来るんじゃん」
ともは、それみろと言わんばかりに榊に肘を突っついた
「ちょっと、待って!どうしてあなたがそんな事を?」
「ずっと、一緒だったのよ。美浜ちよとね」

「ちゆちゃん…」
ちよちゃんは笑みを浮かべながら妹の名前を呟いた



とも、榊、令子、ちゆちゃんの一行を乗せた車はちよちゃんの元に向かっていた
「も〜大胆過ぎっすよ令子さん。美浜と一緒だったなんて」
「だから〜さっきも言ったじゃない。それに美浜と一緒にいて一つだけ分かった事があるわ」
「何すか?」「美浜ちよも人間って事」
「そっすよねぇ…あ、もちろん今までの罪が許される訳じゃないけどこれ以上罪を重ねないで済むわけだし」
一行の車がトンネルに入ったその時、何者かが車の前に現れた。慌てて急ブレーキを掛ける榊。キキィィ〜ッ!
「おわぁ〜っ!な、何やってんだよ!」榊に文句を言いながら前方を見たともは驚いた
道の真ん中に立っていたのは、ちよちゃんだったのだ
「美浜…!」「お姉ちゃん!」二人は慌てて車から降りるとちよちゃんに近づいた
「妹さん、連れてきたわよ」
「お姉ちゃん…ごめんなさい。火事の時私を助けようとしてくれて…私、全然知らなくて…」
だがちよちゃんは、ちゆちゃんの顔を無言で見つめながら笑みを浮かべるだけだった
「おい!何とか言ったらどうなんだよ!ちよすけ!」
だが、ちよちゃんの口から出た言葉は驚くべきものだった
「私が…あなたを…助ける?馬鹿ですかあなたは!あの火事は私が火をつけたんですよ!あなたを助けるはず無いでしょう」
「……!」あまりの台詞に、言葉を失うちゆちゃん
「な、なんて事言うの!?」
「会いたかったわ…ちゆちゃん…今度こそ…消えて!」キシャァ〜ッ!バクッ!
その言葉と同時に、ベノスネーカーが現れるとちゆちゃんは丸飲みにされて消えてしまった
「何!?何なの!?」「もう、あなたに用はありません」ドスゥ!
ちよちゃんの強烈な当て身を食らい、令子は気を失ってしまった
「令子さん!何でだよぉ…何でこんな事を…」「あの子は昔からうざかった…それだけです」
「信じらんない…あんた…あんたみたいな人間がいるなんて…」
「だったら、どうします?やりますか?ん?」
怒りに震える榊はモンスターカードを取り出した。ダークウイングは既に復活していた
「とも!あの子は人間じゃない…モンスターだ…!この前の続きよ」 「面白そうですね♪」
二人は車の窓ガラスに向かい合いながら立って変身した
「変身!」「変身!はぁ〜〜……」



「お、おい!ちょっと待て!結局…結局私には、何も出来ないのかよぉ…」
ともはカードデッキを取り出すと、二人の後を追って変身した
「変身!…だぁ!
ナイトと王蛇の戦いは一進一退の攻防を繰り広げていた
王蛇のベノサーベル、ナイトのダークバイザーが激しい火花を撒き散らす
龍騎に変身したともは、二人の戦いを見ながら悔しそうに呟いた
「私には…結局何も出来ないのかよぉ…うぁ!」
その時、オメガゼールが龍騎に向かって体当たりをしてきた龍騎対オメガゼール戦いが始まった
そしてナイト対王蛇の戦いの最中、突然一台のライドシューターが現れ王蛇を跳ね飛ばした。ゾルダである
「よみさんも、来ましたか…」「悪く思うな…もうお前にゃうんざりなんだよ(何で令子さんがこんなガキに…くそぉ〜!)」

「こんにゃろ〜!!」「ギエェ〜〜ッ!」
龍騎のやり場のない怒りのパワーの前にオメガゼールは為す術もなく、吊り橋の上に吹っ飛ばされてしまった
そして龍騎はすかさず、ファイナルベントのカードを取り出した
「カシャ!【ファイナルベント】怒りの、ドラゴンライダ〜…キィ〜ック!!」ドガァ〜ン!
オメガゼールはたちまち、爆発四散してしまった
一方、ナイト、ゾルダ対王蛇の戦いはついに王蛇が川のすぐ側まで追いつめられた
その時、川の中から一体のモンスターが王蛇を襲った。エビルダイバーである
「死んだ大阪さんの亡霊ですか…私のものにしてあげます。あなたもね」
そう言って、王蛇はまたも契約のカードを取り出した。驚く龍騎
「あ、あんにゃろ…まだ契約のカード持ってたのか!?(汚ねぇ〜…)」
そして契約を済ませた王蛇は、また一枚のカードを取り出した。そして次々と集まる王蛇のモンスター達
「カシャ!【ユナイトベント】」
何と、ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体が合体してしまった
「これぞ、三獣合体!獣帝ジェノサイダーです!」
ジェノサイダーは口から強烈な酸を吐いて龍騎達に攻撃した。

【あずま士郎】
【第11話】

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