仮面ライダー
【MKAS】
【結城丈二 ライダーマン】

 結城丈二は仮面ライダー第4号、ライダーマンである。彼はデストロンの大幹部であるヨロイ
 元帥に右腕を奪われたが、危機一発の所で助手をしていた男達に助け出され、失った右腕の
 かわりに開発中であったアタッチメントを装着、彼はライダーマンを名乗り、復讐の鬼となって
 ヨロイ元帥を倒すことだけを目的としていたが、仮面ライダーV3と出会い、正義の心に目覚め、
 正義の戦士としてV3とともに戦いを繰り広げた。
 その彼もプルトン爆弾から東京、人間を守るためにみずからプルトンロケットに乗りこみ、V3に
 後のことをたくし、空の彼方へと散って行った。それをみてV3は彼に、仮面ライダー4号の名を
 送ったのであった。

 アンリ達とわかれて数ヶ月後・・・
結城「・・・タヒチか、いろいろあったが俺はあらためて自分の使命をおもいだせた。」
 結城丈二は船に乗って島から島をめぐる旅をしていたが地図に無い島を発見し、調査の為に
 単身上陸した。結城は1人、密林の中を奥へ奥へと進んで行った。
結城「こ!これは!?」
 結城がみたのは足枷をつけられ、小さな村を造らされている人々であった。いてもたっても
 いられなくなった彼は人々を救うために走り出し、1人の女性の肩をつかんでこう言った。
結城「もう大丈夫だ!みんな!ここから逃げるんだ!俺の乗ってきた船がある!少し無理すれば
    全員乗れる!さぁ!」
 だが人々は結城の言葉に耳も貸さないでたんたんと作業を進めた。
結城「みんな!こんな所にいれば、いつか殺されてしまうぞ!」
 肩をつかまれた女性も、フルフルと震えてなにも答えなかった。そして結城の声を聞いて、
 銃をもった数人の男達が結城を取り囲んだ。
男「おい!お前なんのつもりだ!?死にてぇのか!?」
結城「貴様等がこの人達をしいたげているのか!?」
男「うっせぇな!やっちまえ!」
 男達はナイフを取り出して結城に切りかかってきた。結城は女性を抱いてジャンプ、敵から
 離れ、女性をおろして両手を高く上に上げた。
結城「ふぅん!やぁっ!」
  ヘルメットを取り出してそれをかぶり、腕をクロスさせ、彼はライダーマンへと変身した。

男「な・・・なんだてめぇは!?」
ライダーマン「彼等を解放しろ、そうすれば痛い目にあわずにすむぞ。」
男「なめるな!ピストルもってる奴に勝つ気でいるのか!?めでたいやつだな!」
 男達はピストルを乱射したが、ライダーマンは跳躍して弾をかわし、ネットアームで数人の
 自由を奪い、残った一人のピストルもロープアームで奪い取り、左手で腕を腹を殴って
 男を気絶させた。
ライダーマン「さぁみなさん、もう大丈夫です。早く逃げてください。」
老人「無駄ですじゃ・・・あなたでもあいつには勝てぬでしょう・・・あいつは・・・悪魔じゃ!」
ライダーマン「悪魔・・・?」
 その時、足音をたてながら1人の男がライダーマンに歩み寄ってきた。
???「仮面ライダーか、また我々の邪魔をする気か!」
ライダーマン「仮面ライダーを知っている・・・?貴様!何者だ!?」
 男は着ていたマントを脱ぐと、一瞬で怪人へと変身した。怪人には翼があり、あきらかに
 飛行能力を備えていた。

デビルドッグ「俺はデストロンと結託したツバサ軍団の生き残り!デビルドッグだ!!」
 そう言い放ち、デビルドッグは口から火炎を吐いてライダーマンに攻撃を仕掛けてきた。
 ライダーマンは何とか右往左往して火炎をかわし、腕をマシンガンアームへと変形させた。
ライダーマン「マシンガンアーム!」
 ライダーマンはデビルドッグにマシンガンを放ったが、デビルドッグは自由に空を飛びまわり
 ライダーマンの攻撃は空をきるばかりであった。
デビルドッグ「ウイングカッターをくらぇぇい!」
 デビルドッグは、はばたきながら羽を数枚ライダーマンにとばした。ライダーマンはそれを
 かわしたが、羽は地面に突き刺さっていた。
デビルドッグ「まだまだ!」
 更に、デビルドッグの吐く炎で羽が燃え、地面が瞬く間に火の海となった。
ライダーマン「くっ!みんな逃げろ!ここは私が食い止める!」
 今度は皆、ライダーマンの言葉を素直に聞いて海岸へと走り出した。ライダーマンは、
 さっきの男達の網をとって、気絶した男を抱いて逃げるように命じ、男達も一目散に逃げだした。

デビルドッグ「ハハハハハ!そんなやつらを助けてなんになる!?まったく馬鹿な奴だな!」
ライダーマン「・・・ああ、俺はおお馬鹿やろうさ。悪魔に魂を売り、多くの人達の幸せを奪い、
        死なせてしまった。」
 ライダーマンはただ呆然とたち尽くしていた。そこにデビルドッグの羽が突き刺さる。
ライダーマン「ぐっ!」
デビルドッグ「ふっ!愚民どもなど死んで同然!なにを悲しむ必要がある!?」
 デビルドッグはさらに攻撃を続ける。まわりの木々も燃え始め、島全体が赤く染まって行った。
デビルドッグ「きひひひ!死ね!仮面ライダァァァァ!」
ライダーマン「・・・・・・俺は死ねない!俺はまだ・・・つぐなっていない!」
 ライダーマンはロープアームをデビルドッグの片足に絡ませ、地面に叩き落した。更にパワー
 アームでデビルドッグの羽を切り裂いた。
デビルドッグ「お!俺の羽がぁぁぁ!」
ライダーマン「何度死んでも償いきれないかもしれない・・・それでも俺は戦う!この右手に
        かけて!ドリルアーァァァァァムゥ!」
デビルドッグ「ぎゃぁっぁぁぁ!」
 ライダーマンのドリルがデビルドッグのどてッ腹に風穴をあけた。デビルドッグは傷ついた
 羽でよろよろと空中へ浮かび始めた。が、ライダーマンも同時に跳躍し、蹴りの態勢に入って
 いた。
ライダーマン「俺は・・・仮面ライダーとなる・・・・・・ライダー・・・キック!」
 ライダーマンはデビルドッグの顔面に強烈な一撃を加えた。デビルドッグはまっさかさまに
 落ちていき、地面にたたきつけられると同時に爆発した。


 数日後・・・
結城「じゃあなヒナウ、あとは頼むぞ。」
 結城はヒナウ達が住む島まで彼等を連れていった。島の住民も快く彼等を迎え入れてくれた。
 デビルドッグとともにいた男達は操られていただけであり、彼等も島の住民となった。
 しばらくすれば、自分の故郷へと戻っていく者もいるだろう。
結城「・・・・・・まだだ、まだ俺の償いの旅はつづく・・・・・・」

 そこにV3から通信が入った。
風見「結城!生きていたのか!良かったインターポールから連絡があって・・・」
結城「風見こそデストロンを壊滅させたそうだな!さすがV3だ!」
風見「ああ、ところで結城お前はあの日、東京を救った日から仮面ライダー4号となった。
   これからも人類の自由と平和の為に力を貸してくれ。」
結城「ああ、それと俺が聞いた話だとGODという組織がカラカラ作戦というのを計画している
   そうだ。俺は日本に向かう。」
風見「まて!なら本郷先輩達にも伝えておく。日本で落ち合おう。じゃ!」
結城「・・・日本か、仮面ライダーX・・・5号を助けにいかねばな。」
 仮面ライダー4号、結城丈二ことライダーマンは改造人間である。人類の平和と自由の為、
 己の罪をつぐなう為、戦いつづける男なのだ!今までも、そしてこれからも、彼は人類に
 危機があれば必ず現われてくれるだろう!世界に真の平和が訪れるその日まで!!

【MKAS】
【本郷猛 仮面ライダー1号】

【Back】

【MKASに戻る】

【仮面ライダー×ショートストーリーに戻る】

【鷹の保管所に戻る】
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送